2008年10月14日
第3回 なりやまあやぐまつり

普段は観光客やダイビングで賑わう風光明媚なイムギャーの入り江に、1000本を越すろうそくの灯りで
浮かび上がる幻想的な水上舞台が組まれ、宮古島の代表的な民謡「なりやまあやぐ」を歌い競う祭典、
「第三回 なりやまあやぐまつり」が開催されました。
『サー なりやま や なりてぃぬ なりやま~』
と始まる、ゆったりとのびやかな旋律を持ち、広く親しまれている宮古民謡「なりやまあやぐ」は、宮古島の南部、城辺地区の友利集落が発祥の地。今を遡ること3~400年も前から友利集落だけで歌われていたものなのだそうです。

友利集落の無形の宝とも云うべき、「なりやまあやぐ」を後世へと歌い継ごうと、イムギャーの地に歌碑を建立する際に(歌碑は2005年9月に、イムギャー海浜公園駐車場に建てられています。歌碑の場所はコチラ)、集落会は調査委員会を立ち上げ、改めて「なりやまあやぐ」の歴史をひも解き、さまざまな調査にあたったところ、現存する史実として最古の記録は、明治時代に子供を戒める歌として唄われていました。
その後、即興歌としても愛唱され、友利の集落で歌われて続けていたものが、1960年にラジオの素人のど自慢大会で唄われたことをきっかけに、「なりやまあやぐ」は一躍、世に広まりました。
こうして「なりやまあやぐ」は広まり、盛んに唄われるようになったのですが、驚いたことに、現在知られている曲調は、かつて唄われていたものは異なっていることでした。歌の調べを文章だけで表現するのは非常に難しいのですが、イメージとしては現在の「なりやまあやぐ」が玲瓏な歌としたら、元歌はより素朴な歌だったのでした。
ちょっと乱暴な想像をするに、歌に乗せて子供に向けて戒めを説いていたものが、当時の友利集落で流行して替え歌として口伝で唄われ、いつしか妻が旅に出る夫を戒める教訓として、秀逸な詩へと替わってゆき「なりやまあやぐ」が友利集落に誕生。
やがて、時代と供に三線の楽譜として耳コピが工工四に置き換えられたり、音源として録音されたことで次第により親しみやすい編曲がなされて世に広まり、たくさんの人たちに愛される名曲として唄われていったのではないだろうかと、勝手な物語を思い浮かべてしまいました。

「なりやまあやぐ」の発祥の地で行われる、今年で三回目を迎えた「なりやまあやぐまつり」は、昼の予選会を勝ち抜いた一般、子供の部あわせて21組が出場し、感情ゆたかに伝統の「なりやまあやぐ」唄いあげ、日ごろの成果を競います。
夕方から始まった本選は、夕景のインギャーの海辺に美しく映える海上ステージで、子供の部(小学生)
からスタート。朗々と唄うさまは、とても子供とは思えぬ出来に感心してしまいました。中学生による創作ダンスや、近年、宮古で高いブームを呼んでいるフラのもーやーの部を挟み、一般の部が始まる頃には、とっぷりと日も暮れ、ステージの借景にあるインギャーの山を彩るろうそくの灯りが、いっそうのムードを高めてくれていました。
本選に進んだ唄者たちは、学生から民謡居酒屋でステージに立つセミプロまでさまざま。雲間から十二夜の月も顔を出し、幻想的な雰囲気のインギャーに鳴り響く「なりやまあやぐ」は、大勢の観客たちを魅了しました。

海の上に組まれたステージ、ろうそくがかもしだす幽玄な灯りなど、素敵なロケーションが祭りを盛り立ててくれる雰囲気もさることながら、地域の宝、郷土の誇りとして、こうして歌い継がれる「なりやまあやぐ」という歌の力、素晴らしさが、単に宮古島の有名な民謡としてだけでない、より意義のあるものとして、発祥の地である友利の地から発信する、とても素敵なお祭りでした。
(文+写真+編集:モリヤダイスケ 参考:友利部落会)
ちょっと乱暴な想像をするに、歌に乗せて子供に向けて戒めを説いていたものが、当時の友利集落で流行して替え歌として口伝で唄われ、いつしか妻が旅に出る夫を戒める教訓として、秀逸な詩へと替わってゆき「なりやまあやぐ」が友利集落に誕生。
やがて、時代と供に三線の楽譜として耳コピが工工四に置き換えられたり、音源として録音されたことで次第により親しみやすい編曲がなされて世に広まり、たくさんの人たちに愛される名曲として唄われていったのではないだろうかと、勝手な物語を思い浮かべてしまいました。

「なりやまあやぐ」の発祥の地で行われる、今年で三回目を迎えた「なりやまあやぐまつり」は、昼の予選会を勝ち抜いた一般、子供の部あわせて21組が出場し、感情ゆたかに伝統の「なりやまあやぐ」唄いあげ、日ごろの成果を競います。
夕方から始まった本選は、夕景のインギャーの海辺に美しく映える海上ステージで、子供の部(小学生)
からスタート。朗々と唄うさまは、とても子供とは思えぬ出来に感心してしまいました。中学生による創作ダンスや、近年、宮古で高いブームを呼んでいるフラのもーやーの部を挟み、一般の部が始まる頃には、とっぷりと日も暮れ、ステージの借景にあるインギャーの山を彩るろうそくの灯りが、いっそうのムードを高めてくれていました。
本選に進んだ唄者たちは、学生から民謡居酒屋でステージに立つセミプロまでさまざま。雲間から十二夜の月も顔を出し、幻想的な雰囲気のインギャーに鳴り響く「なりやまあやぐ」は、大勢の観客たちを魅了しました。

海の上に組まれたステージ、ろうそくがかもしだす幽玄な灯りなど、素敵なロケーションが祭りを盛り立ててくれる雰囲気もさることながら、地域の宝、郷土の誇りとして、こうして歌い継がれる「なりやまあやぐ」という歌の力、素晴らしさが、単に宮古島の有名な民謡としてだけでない、より意義のあるものとして、発祥の地である友利の地から発信する、とても素敵なお祭りでした。
(文+写真+編集:モリヤダイスケ 参考:友利部落会)
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