南国・宮古島に寒いも冬がやって来ました。ささやかながらも島にもクリスマスイルミネーションが瞬いています。今回の『ブットゥルー!! ~宮古島ぴゃーすぱい物語~』はクリスマススペシャル!。航平とリョータの子供時代のエピソードをお届けします!。
海越え、空越え、ヤマトから、宮古島へとやって来た新米の宮古嫁(しばらく主役がまともに登場していなので、もしかしたら実は産まれてるのかも・・・)が、平良家の人々ととも巻き起こす、あったかくて笑えて、たまに泣けちゃったりするかもしれない、超日常茶飯事アットホームコメディコミック。
それでは「ゆみみーるよ(読んでみてね)」。
※クリックすると画面いっぱいでお楽しみいただけます。
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『ブットゥルー!! ~宮古島ぴゃーすぱい物語~』、第15回「母ちゃんはサンタクロース♪」の巻。誰にでもある幼心のサンタへの葛藤。どこにでもあるクリスマスイヴの淡い思い出。そんなクリスマスなブットゥルーはいかがでしたか?。
今年もNORAD(ノーラッド:北アメリカ航空宇宙防衛司令部)による
サンタ追跡サービスが行われています。軍事施設がこんな粋な計らいを始めたエピソードがなんとも素敵です(
Wikipediaを参照)。“.aizfactory”と“あんちーかんちー”からも、メリークリスマス~!。
沖縄方言の中でも難解といわれる、宮古口(みゃーくふつ:宮古の島言葉)がふんだんにちりばめられた内容なので、簡単な宮古口の解説(意訳)と、現代宮古口の言い回しや、宮古式の生活風俗などを紹介しておきたいと思います。
ひっきょー!
宮古の子供達がよく使う単語(現代宮古口)。
語源はそのまま標準語でいうところの「卑怯」ですが、その意味あいはよりライトな感覚で、単純に「ズルい!」というに表現で、ことあるごと多用されるイマドキの島言葉。
まぁたっ
意味としては標準語の「また」、「再び」と同じですが、宮古独特のイントネーションで「ぁ」の部分にアクセントがきます。好ましくない事が繰り返し起こると、反射的に出る諌めの言葉。
サンタさんが来ない
日本全国、津々浦々で小さな子供がいる家庭では12月中旬ごろから、一日に10回くらいのペースで使用される戒めの言葉。季節限定ながら、子供に対して絶対的な効果を持つ呪文である。
バンバン
「おもちゃのBANBAN」。宮古島で一番大きいおもちゃ屋さんです。元々は「靴のマルトミ(ブランド名はFOOTPARK)」が経営するチェーン店だったが、2000年にマルトミが民事再生法適用を申請して事実上の倒産。宮古のフランチャイジーである
野津商事が現在も看板をそのままに経営しています。現在、マルトミはワンゾーンと改称してユニクロの傘下となっていますが、宮古島のBANBANとの間に資本関係はないようです。
あんたなんか
「あなたたち」の意味。「~なんか」と云いき切ると、なかなかに乱暴な印象を受けますが、使う人にすれば悪気は一切ありませんので、あまり目くじらを立てないように。聞き慣れてくると、深い連携すら感じさせる宮古らしい表現。ただし、目上の人に対して使うのはNGです。
類義語としては、「あの人たち」と云う意味で使われる、「あれなんか」という表現もあります。
すぐーっ!!
イメージとしては「今」、「すぐ」、「早く」、「急いで」という感じですが、語彙の少ない宮古ならではの云いまわしで、このひと言には「すぐ悪い事して!もう堪忍袋がキレるよ!」というニュアンスが凝縮されています。ちなみに、この言葉とともに拳をガーっとふりあげると、その迫力は当社比200%以上アップする効果があります。
カフェ
「ゲンキ君」というマスコットキャラクターが有名な、「元気生活株式会社」が製造販売している、乳飲料(コーヒー牛乳)の「ゲンキカフェ」のこと。地元ではローカル乳酸飲料「元気の子」と並んで人気を博しています。
ノンカフェインだが、コーヒー=眠れなくなるという暗示が大きい為、子供にとって寝る前に飲む事はけっこう勇気がいる行為である。
余談になりますが、ゲンキ君は3人存在します。宮古のゲンキ君(元気生活の旧名称は、宮古ゲンキ乳業)の他に、八重山ゲンキ乳業と、本島のゲンキ乳業(現・
沖縄森永乳業)で使われています。見比べて見ると面白い発見があります。
サンタさんに返す
前出の「サンタさんが来ない」同様に、日本全国、津々浦々で小さな子供がいる家庭では12月25日以降、お正月が終わる頃まで一日に10回くらいのペースで使用される戒めの言葉。
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※この物語はあくまでもフィクションであり、実在の人物及び、団体とは一切関係ありません。
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(作画+原案:.aizfactory 補文+編集:モリヤダイスケ)