ブットゥルー!! ~宮古島ぴゃーすぱい物語~ Vol.025

あんちーかんちー編集室

2010年11月26日 09:00


先月は作者の都合により、休載でしたので首を長くして待っていた方も多いはず!。今やなくてはならないお楽しみのコンテンツ「ブットゥルー!!」は、愛娘が登場する第25話 『マナミ 小さな宇宙人!?』の巻です。括目してどーぞ!。

海越え、空越え、ヤマトから、宮古島へとやって来た宮古嫁(娘の活躍も華々しく、やっぱり主役らしくない新米ママ)が、平良家の人々ととも巻き起こす、あったかくて笑えて、たまに泣けちゃったりするかもしれない、超ウルトラスーパー日常茶飯事アットホームコメディコミック。
それでは「ゆみみーるよ(読んでみてね)」。
※クリックすると画面いっぱいでお楽しみいただけます。
『ブットゥルー!! ~宮古島ぴゃーすぱい物語~』、連載第25話『マナミ 小さな宇宙人!?』の巻はいかがでしたか?。平良航平とかなの第一子である、愛波(まなみ)が主役のママを喰う勢いで活躍する日は限りなく近いと思わせるエピソードとなりましたね!。
沖縄方言の中でも難解といわれる、宮古口(みゃーくふつ:宮古の島言葉)がふんだんにちりばめられた内容なので、簡単な宮古口の解説(意訳)と、現代宮古口の言い回しや、宮古式の生活風俗などを紹介しておきたいと思います。

ぷりむぬ
「ぷり(ばか)」+「むぬ(者))=「ばかもの」の意味。シチュエーションに応じていろいろなアレンジがあり、愛情を込めて云われる場合はいいが、さげすみやしみじみと云われた時は、相当に残念な云われようとなる。
応用編として「ぷりーぷり」(超ばか)、「ぷーりっつぁぎ」(ばっかみたい)といったの云い回しありますが、ニュアンスを嗅ぎわけて上手に使用できたら間違いなく宮古方言上級者といえるでしょう。

(子供は)こんなにして大きくなる
子育てに右往左往している若い親に対して、周囲の大人たちがかける懐の深い決め台詞。
このひと言に「子供が病気をしたり、怪我をしたりするのは当たり前と思うくらいで丁度いい。その経験が強く優しい子を育てるよ」という、とても暖かいメッセージがこめられています。

魂(たます)をぴんがす
標準語で表現するなら「肝をつぶす」という意味となります。本編でもある通り、新米の親にとって子育ては毎日が驚きの連続であるといっても過言ではありません。
沖縄では「とても驚くような出来事に遭遇すると魂が肉体を離れ逃げて行く」と、まことしやかに語り継がれている。びっくりした本人が明らかに放心状態になったり、周囲が見て本当に魂を落としたと思われる場合は、ユタ(沖縄の霊能者)を雇い魂を呼び戻す儀式がおこなわれるらしい。 
地域の風習によってさまざまだと思われるが、作者がおばぁに教わったのは「その場にあった石を三つひろって半紙に包み塩と一緒にしばらく持ち歩く」おまじない。余談として、落ち着きのない性格から「.aizさんは、いつも石を持ち歩いていた方がいいんじゃないか~」と云われた事もあります(汗)。

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(作画+原案:.aizfactory 補文+編集:モリヤダイスケ)
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