オリオンビアフェスト2009in宮古
県産ビールメーカー・オリオンビールが主催する、夏の沖縄で一番の楽しみな大型野外イベントは間違いなく、このオリオンビアフェストでしょう。オリオンビールを堪能しながら、ライブがタダで楽しめるのですからそれはもうたまりません。毎年楽しみな「オリオンビアフェスト2009in宮古」を美味しいビール片手にレポートしてみました。
「オリオンビアフェストin宮古」は、2004年からそれまでのカママ嶺公園多目的広場から、より広い平良多目的前福運動場に場所を移して開催されるようになりました。新会場での開催初年度(2004年7月18日)を除き、その後実に4年間に渡って、宮古でのビアフェストは台風の影響を受け、延期となる波乱を含んでいました。
2005年7月17日開催予定 台風5号ハイタン(24日に延期)
2006年7月16日開催予定 台風4号ビリス(翌17日に延期)
2007年7月15日開催予定 台風4号マンニィ(22日に延期)
2008年7月20日開催予定 台風7号カルマエギ(8月3日に延期)
いずれの台風も宮古島を直撃するものではなく、やや荒れ模様の天候を巻きおこす程度ではあったのですが、主催者側の英断によって4年連続の延期という結果となりました。これが原因かどうかははっきりとしませんが、例年、宮古のビアフェスの開催日は7月第3週目頃とされていた慣例が、遂に今年2009年は破られて8月の正式開催(延期で8月にずれ込んだのはありました)となりました。
そのおかげというわけではないとは思いますが、「オリオンビアフェスト2009in宮古」は8月2日、気持ちのいい青空の下でスタートしました。
16時、今年のビアフェストが開幕。まずは「宮古テレビ 民謡スペシャルライブ」と題して、地元・宮古島で活動するアーティストのステージがスタートしました。
まだまだ暑い日差しが照りつけている芝生の会場に、お客さんはまばらですが、日陰を求めて、会場の隅からステージで奏でられる音を、ビール片手に楽しんでいました。
17時を廻って、徐々に人が増えて来ました。今年からオリオンビアフェストでは成人識別リストバンドが導入され、未成年者飲酒防止対策が強化されました。とはいえ、楽しいお祭り気分が味わえるオリオンビアフェスト。大人に連れられてやって来た子供たちも楽しんでいました。
この日、沖縄本島を中心に日本各地で同時にエイサーの演舞を行う、「エイサーページェント2009」に参加し、うえのドイツ文化村で踊って来たばかりの琉球國祭り太鼓宮古支部の面々が登場。オリオンビアフェストににぎやかな華をそえてくれました。
続いて、宮古島で活動している「かぎ花バンド」のステージがスタートしました。今回は三線奏者の砂川美香も加わった特別編成で、なごやかなライブを楽しませてくれました。
時刻も18時を過ぎて、ようやく暑さも少し和らいできたステージでは、オリオンビールキャンペーンガールの三人娘へのインタビューとともに、オリオンビールで盛大に乾杯が行われました。
そんなライブの合間にも会場に集まった皆さんは、仲間同士で座を囲んでビールをぐいぐいとあおっていたり、いそいそと販売コーナーに出向いてビールを大量に買い求めていたりと、それぞれにビアフェストを満喫していました。
ほんのりと空が夕暮れ色に染まり始めた19時前、いつにもましてご機嫌なハーベスタのステージが始まりました。ステージ前で音楽に合わせて、心地よざげに踊りまくる人たちがいる一方、ビールに呑まれて出来上がってしまい、芝生で気持ちよさそうに居眠りしている人も。まさにビアフェストならではの光景で、人さまざまに楽しみ方があるところがこのイベントの面白さです。
気づけばすっかり日は暮れて、ほろ酔い加減とあいまってやや強い夜風も心地よく、お祭り気分も高まった20時前、お待ちかねの
BENIのスペシャルライブがスタート。ビアフェストの主催・オリオンビールの
サザスターのCM(放送は県内のみ)に出演しているBENIだけに、ステージ前はオープニングから盛り上がっています。
母親が宮古島出身という県系ハーフのBENIにとって、オリオンビアフェストin宮古への出演はいわば凱旋ライブともいえたのではないでしょうか(沖縄初ライブは2008年のビアフェストinコザ)。とても気持ちよさそうに朗々と唄い上げてくれました。
楽しい時は過ぎるのが早いもので、16時に始まったビアフェストもあっという間に20時55分。ビールの販売が終了するとともに、夜空にフィナーレの花火が打ち上げられ、「オリオンビアフェスト2009in宮古」は無事にすべてのプログラムが完了しました。やっぱり夏の野外で呑むビールは美味いです。オリオンビアフェスト、サイコー!。
◆THE “B” LOG(BENI公式ブログ)
http://ameblo.jp/beni-official/
※宮古島滞在記が掲載されています。
◆
「青で行こう!沖縄ビーチ特集」@ Orion × Ti-da
(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
関連記事