南西楽園大感謝祭2008
宮古島でリゾートホテルやゴルフ場などを展開する南西楽園 宮古島リゾートでは、毎年12月にチャリティー募金を行っており、今年はグループ施設内でライブに出演している、アーティストの皆さんもチャリティーに賛同。宮古島で活動するアーティストを中心に八組が、お昼の12時から9時間に渡るロングランのチャリティーライブに出演してイベントを盛り上げました。大感謝祭と銘打って、VILLAGE 琉球の風で行われたイベントの模様をダイジェストでレポート。
トップバッターを務めたのは、シギラベイサイドスイート アラマンダを中心にライブを行っている、音を愛すると書いて「愛音-かのん-」。初めて宮古島を訪れた旅行者にも判り易い、島唄ポップスを三線とギターで奏でる、小太郎・ゆかりの夫婦をベースとしたユニット。お約束ともいえる、オノロケトークも満載の文字通り、息のあったライブを楽しませてくれました。
「島唄ライブ居食屋 和おん-宮古島日記-」
http://twobig.ti-da.net/
続いて登場したのは、ブリースベイマリーナ・ビアファスや、VILLAGE琉球の風で数多くのステージに立つ、島歌人(しまうたびと)ジョルジュ。コミカルなオリジナル曲も交え、島の民謡をバンドサウンド調にアレンジした楽曲は、時に激しく、時に伸びやかに、ノリのいい雰囲気で賑わいのある手練れたステージを披露してくれました。
会場の「VILLAGE 琉球の風」はホテルブリースベイマリーナの目の前にあり、南風屋台村(ぱいかじやたいむら:フードコート)と、マーケット(物産・土産物販売)を中心とした複合施設で、毎晩日替わりでフリーライブが行われています(ライブの開演は20:15~)。
今回は大感謝祭ということで、常設の屋台村以外にも特設屋台や、物販の格安セール、フリーマーケット、ホテル備品の放出品チャリティーなども催され、ステージ前に設置された募金コーナーへも、たくさんの人が訪れていました。
15時からのステージは、重ちゃんがスペシャルユニットを率いて登場。三線がミニサイズに見えそうな大きな体躯に似合わぬ、とてもやさしく繊細な歌声と、アメリカンジョークならぬミャークアンジョークの爆笑MCを織り交ぜた、見事なまでのエンターティメントショーで会場を大いに楽しませてくれました。
「ズミ!びきどぅん普及委員会」
http://ks4140.ti-da.net/
艶やかな衣装を身にまとった、ふたりの女性三線演者のライブが始まりました。10歳から三線を弾き始め、本島を中心に県内外で活躍する、宮古島出身の砂川美香と、第一回なりやまあやぐ大会でグランプリを獲得した実力派で、宮古島をベースに宮古民謡ライブやイベントに大活動中の川満七重のおふたり。普段はそれぞれソロ活動をしていますが、今日はスペシャルユニットでのライブです。
「聴けば宮古 んみゃ~ち」(砂川美香Blog)
http://saiga.ti-da.net/
関連:
第3回 なりやまあやぐまつり
続いては、可愛らしい衣装で登場した現役女子高生ふたり組のM-POP(宮古島POPS)ダンス&ボーカルユニット、パニパニガールズ。最近、練習を積んでいるという三線を手に、しっとりと宮古民謡を歌ったかと思えば、10月にリリースされた
『Sve The Sea Save The Sky』と『パーントゥの歌』を軽やかに歌い踊るステージを魅せてくれました。
「Pani Pani Girlsのパニパニでいこう! 」
http://panipanigirls.ti-da.net/
「パニパニっと宮古島」
http://akmiyako.ti-da.net/c128477.html
#あんちーかんちー連載コラム(毎月第一金曜 掲載中)
すっかりと冬の日も暮れた18時、お待ちかねの抽選会がスタート。まずは募金した際にもらえる抽選券から、賞品の当たる本数分だけを選び出す予選会が行われ、決勝抽選に進んむ57名が選ばれました。
これで少なくとも3等の屋台村ランチ券以上がもらえることが確定し、1等ホテル利用券2万円分(一本)、2等ホテル利用券5000円分(五本)の抽選に、お客さんは次々と呼ばれる番号に一喜一憂していました。いよいよお待ちかねの特賞の抽選です。特賞はWiiが当たるとあって、子供たちの目の色が変わっています。そんな子供たちを尻目に、特賞に当選したのは、なんと宮古島に旅行で訪れていた宿泊客の方でした。思わぬサプライズにとても恐縮していましたが、宮古島での旅が一層が印象的になったのではないでしょうか。
大盛況の抽選会に続いては、毎週月曜と木曜に「VILLAGE 琉球の風」でライブを行っている、アイランダーアーティスト・下地暁の珠玉のライブが展開されました。ステージから発せられた圧倒的な歌声は、一瞬にして客席を引き込み、中盤ではパニパニガールズを招き入れ、宮古伝統のクイチャーを踊り会場が一体となりました。見事なライブアクトは、さすがにアイランダーアーティストだと魅せてくれました。
下地暁公式情報Blog
http://shimojisatoru.ti-da.net/
9時間にもおよんだチャリティーライブの締めは、結成10周年を迎えての記念公演を国内はもとより、南米ブラジルでもツアーを開催した、創作芸団レキオスの躍動感あるエイサーの登場です。今回、レキオスはツアーの最終公演として催される“レキオフェスタ2008 宮古島芸能交流『南島鼓楽歩』”の公演(2008年12月23日 マティダ市民劇場 昼の部14:00開演 夜の部18:30開演)に先立って来島し、チャリティーに協力してくれました。会場狭しと勢いのあるエイサーの演舞に、ボーカリスト・城間健市をゲストに迎え迫力あるステージを披露してくれました。
創作芸団レキオス
http://www.requios.com/
「VILLAGE 琉球の風」、「シギラベイサイドスイート アラマンダ」、「ブリースベイマリーナ ビアファス」の各施設のステージで歌う、宮古島で活動するアーティストが一堂に会して、開催されたチャリティーライブは、無事に長いプログラムの幕を閉じました。この日までに集められたチャリティーの募金は、宮古島市社会福祉協議会を通して、重度心身障害者を支える小規模作業所「なんくる」に贈られます。
たくさんのみなさんから寄せられた、小さくとも大きなチャリティー募金は、イベントを通した試みとして、大きな成果と意義あるものとなったのではないでしようか。今後も南西楽園 宮古島リゾートの年末の風物詩として続いて欲しいと思いました。
南西楽園 宮古島リゾート
http://nanseirakuen.com/miyakoisland/index.html
VILLAGE 琉球の風
http://nanseirakuen.com/miyakoisland/restaurants/yatai.html
(文+写真+編集:モリヤダイスケ 取材協力:
南西楽園 宮古島リゾート)
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