2011年02月01日
美ら島サッカーキャンプ2011

フットボール。たったひとつのボールを追いかける単純なゲームが、こんなにもたくさんの人々を熱狂させ、こんなにもたくさんの人々を感動させるスポーツだということを、再認識させられた8日間が宮古島に訪れました。奇しくも時はアジアカップ決勝トーナメントがカタールはドーハにて開催されているというサッカーが注目されている中で、横浜FCのキャンプが行われました。
※ ※ ※
昨年6月、ワールドカップ南アフリカ大会開の催期間中にJリーグが休止期間が置かれ、J2の横浜FCが初めて宮古島でミニキャンプを張ってトレーニングを行い、下位低迷から脱却し昨シーズンは6位に上昇するという結果を残しました。横浜FCの2011年のシーズンを占う1次キャンプが、宮古島でまた行われることとなりました。
また今年は、沖縄県内でキャンプを張る日本・韓国・中国の7チーム(横浜FC、ジェフ千葉、サンフレッチェ広島、ファジアーノ岡山、済州ユナイテッド、釜山アイパーク、大連実徳)と、FC琉球が「美ら島サッカーキャンプ2011」を開催します。

1月24日の午前中に来宮した横浜FCは、午後から早速練習をスタート。しかし、南国という看板に偽りありと云いたくなるようなほど、刺すような北風が吹く強い冷え込みとなりました。それでも選手全員でピッチの周囲を体をほぐすようにランニング。先頭は熱血指導の岸野靖之監督とキングカズこと三浦知良の姿があります。
今月の26日には44歳(1967年2月26日生まれ)になるカズは、云わずと知れた最年長現役選手であり、2010年12月4日の大分トリニータ戦では43歳9ヶ月8日の最年長得点記録を更新するという、本当に日本を代表のFWである。カズの練習する姿を見ていると、カズの年齢の半分くらいしかない若い選手たちと一緒になって同じ練習をこなし、ハードにガンガン動いていける体力に驚かされます。

キャンプ2日目、午前中の練習。風はややあるものの寒さが身に沁みた前日とはうって変わって、暖か陽射しに恵まれ、ようやく南国・宮古島の面目躍如といえる天候となりました。みっちりと基礎練習とウォーミングアップ(さすがはプロ、体幹もやっていました)をみっちりと行なったあとは、実戦形式での紅白戦が始まりました。練習とはいえゲームとなると、楽しくてしょうがないという感じで、みんなとても活き活きとプレイをしていました。
キャンプの練習場として使われている宮古島市多目的前福運動場はサッカー専用ではないことを差し引いても、プロが使うピッチとしてはお粗末なほどにあちこちの芝がハゲており、宮古島市がスポーツアイランドを自称して、プロスポーツのキャンプや合宿の誘致に力をいれるのならば、早急に満足のいく練習環境を整えることが必要なのではないでしょうか(来年も横浜FCのキャンプが宮古島で継続されるなら、風が強く吹きつける環境にあり、オリックスと練習期間が競合する前福運動場ではなく、現在スタンド工事中の陸上競技場で開催という噂もある)。

冬場でも暖かいからキャンプ地として魅力があるはずなのに、今年は太陽が顔を出す日がとても少なく、どちらかといえば雨に祟られる日ばかりでしたが、横浜FCの1次キャンプの総決算として、「美ら島サッカーキャンプ2011」のホストチームである、FC琉球を宮古島に迎えて練習試合が催されました(1月30日)。
沖縄県をホームタウンとするJFLのFC琉球には、今シーズンから県出身の我那覇和樹が加入(カズとの元・日本代表フォワード対決にも注目)。プレシーズンマッチとはいえ、宮古島で初めて開催されるプロのチーム同士のゲームは期待も高く、たくさんの観客が詰めかけました。

凍えるように冷たい風の中、横浜FC対FC琉球のプレシーズンマッチが始まりました。1ゲーム30分の3セットという変則マッチで行われ、どちらもコレといった決め手がないままく攻防が続き、観客の期待するゴールシーンもないまま終了。
期待とは裏腹に、ちょっと残念なゲーム内容となってしまいましたが、午後に催された横浜FCとFC琉球の合同サッカースクールでは、選手から指導を受けたり、間近にプロの技を見ることができて、大きく盛り上がりました。

横浜FCを指揮する岸野監督は、常に大きな声で選手に指示を出し、時に激しく熱く鼓舞したり、また自ら練習の準備をしたりと、いつも精力的に動いていて、とっても好感度の高い監督。選手時代は目立った活躍は少なかったようですが、コーチ・監督としては熱血指導で若手の育成に高い定評があるそうです。宮古島キャンプの成果を実らせてJ2で優勝し、J1への再昇格と島でのパレードを期待しています。
すでに巷で大きな話題になっていますが、アジアカップ決勝でオーストラリアを破って4度目の優勝を飾りました。前回の6月のキャンプでは、W杯決勝トーナメントで日本対パラグアイ戦のタイミングだったりと、なにかと宮古島に横浜FCがいる時は、日本代表戦の大きな試合があるという縁(えにし)がある気がしてなりません。また、次回の登場がとっても楽しみです!。そしてそして今日、2月1日からはサッカーから野球にシフトして、オリックスが宮古島でキャンプインします。
[関係資料]
横浜FC オフィシャルサイト
一次トレーニングキャンプin宮古島フォトアルバム
[関連記事]
Football Camp MIYAKO~横浜FC@宮古島キャンプ
(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
今月の26日には44歳(1967年2月26日生まれ)になるカズは、云わずと知れた最年長現役選手であり、2010年12月4日の大分トリニータ戦では43歳9ヶ月8日の最年長得点記録を更新するという、本当に日本を代表のFWである。カズの練習する姿を見ていると、カズの年齢の半分くらいしかない若い選手たちと一緒になって同じ練習をこなし、ハードにガンガン動いていける体力に驚かされます。

キャンプ2日目、午前中の練習。風はややあるものの寒さが身に沁みた前日とはうって変わって、暖か陽射しに恵まれ、ようやく南国・宮古島の面目躍如といえる天候となりました。みっちりと基礎練習とウォーミングアップ(さすがはプロ、体幹もやっていました)をみっちりと行なったあとは、実戦形式での紅白戦が始まりました。練習とはいえゲームとなると、楽しくてしょうがないという感じで、みんなとても活き活きとプレイをしていました。
キャンプの練習場として使われている宮古島市多目的前福運動場はサッカー専用ではないことを差し引いても、プロが使うピッチとしてはお粗末なほどにあちこちの芝がハゲており、宮古島市がスポーツアイランドを自称して、プロスポーツのキャンプや合宿の誘致に力をいれるのならば、早急に満足のいく練習環境を整えることが必要なのではないでしょうか(来年も横浜FCのキャンプが宮古島で継続されるなら、風が強く吹きつける環境にあり、オリックスと練習期間が競合する前福運動場ではなく、現在スタンド工事中の陸上競技場で開催という噂もある)。

冬場でも暖かいからキャンプ地として魅力があるはずなのに、今年は太陽が顔を出す日がとても少なく、どちらかといえば雨に祟られる日ばかりでしたが、横浜FCの1次キャンプの総決算として、「美ら島サッカーキャンプ2011」のホストチームである、FC琉球を宮古島に迎えて練習試合が催されました(1月30日)。
沖縄県をホームタウンとするJFLのFC琉球には、今シーズンから県出身の我那覇和樹が加入(カズとの元・日本代表フォワード対決にも注目)。プレシーズンマッチとはいえ、宮古島で初めて開催されるプロのチーム同士のゲームは期待も高く、たくさんの観客が詰めかけました。

凍えるように冷たい風の中、横浜FC対FC琉球のプレシーズンマッチが始まりました。1ゲーム30分の3セットという変則マッチで行われ、どちらもコレといった決め手がないままく攻防が続き、観客の期待するゴールシーンもないまま終了。
期待とは裏腹に、ちょっと残念なゲーム内容となってしまいましたが、午後に催された横浜FCとFC琉球の合同サッカースクールでは、選手から指導を受けたり、間近にプロの技を見ることができて、大きく盛り上がりました。

横浜FCを指揮する岸野監督は、常に大きな声で選手に指示を出し、時に激しく熱く鼓舞したり、また自ら練習の準備をしたりと、いつも精力的に動いていて、とっても好感度の高い監督。選手時代は目立った活躍は少なかったようですが、コーチ・監督としては熱血指導で若手の育成に高い定評があるそうです。宮古島キャンプの成果を実らせてJ2で優勝し、J1への再昇格と島でのパレードを期待しています。
すでに巷で大きな話題になっていますが、アジアカップ決勝でオーストラリアを破って4度目の優勝を飾りました。前回の6月のキャンプでは、W杯決勝トーナメントで日本対パラグアイ戦のタイミングだったりと、なにかと宮古島に横浜FCがいる時は、日本代表戦の大きな試合があるという縁(えにし)がある気がしてなりません。また、次回の登場がとっても楽しみです!。そしてそして今日、2月1日からはサッカーから野球にシフトして、オリックスが宮古島でキャンプインします。
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[関係資料]
横浜FC オフィシャルサイト
一次トレーニングキャンプin宮古島フォトアルバム
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(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
Posted by あんちーかんちー編集室 at 09:00│Comments(0)
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