2010年11月16日
第6回宮古島市生涯学習フエスティバル

文化の日を少し過ぎた11月中旬、宮古島市中央公民館を舞台に生涯学習フエスティバルが催されました。生涯学習とはひとりひとりがテーマを自由に選び、学校や職場、地域や家庭など様々な生活シーンの中で行う学習活動のことで、宮古島市の各地区の公民館や博物館、図書館を通して学習した成果を発表会する市民文化イベントです。

初日の11月13日はあいにくの雨、それも激しい土砂降りという恨めしい降り方で、公民館の野外ステージで予定されていたプログラムの一部が中止となりましたが、それと反比例するかのように館内の大ホールは子どもたちが訪れ熱気に包まれていました。壁面には各教育系団体や施設、老人クラブ、福祉協議会、PTAなどの活動報を紹介するパネル展示され、ホール中央の体験ブースに群がるたくさんの子どもたちでとても賑やかです。

大人気の体験コーナーは理科系の化学実験を応用した、液体窒素のアイス作りやオリジナル花火作りのほか、ガラス管を使ったマドラー作りにプラ板で作る竹とんぼ、そしてなぜかミニ四駆の製作と盛りだくさんに用意され、それぞれのブースで夢中なって楽しんでいました。

一部のプログラムが中止変更となった野外ステージでは、雨を突いてライブが始まりました。芝生の観客席は雨の影響もあって、急遽しつらえられたテントの下にポツリポツリとちょっと寂しい観客です。
一方、野外でのパフォーマンスが出来なかった子ども達は大ホールの舞台で可愛らしい踊りを披露していました。

中央公民館の各所でさまざまな展示や催しを開催しています。宮古総合実業高校の生徒たちが作った「まぐろ油漬け缶詰」や「もずくようかん」の販売。リーゼントでちょっと強面な男子保育士連合会の割ばし鉄砲作りやバルーンアートコーナー。宮古高校放送部のミニ映画祭(視聴覚室)。市立図書館の読み聞かせ「おはなし玉手箱」。

市内各地の公民館で実施されている市民講座や、地域に根付いて活動しているサークルで作られた手芸品や工芸品、絵画や園芸品といった成果がぎっしりと教室にところ狭しと並べられていました(詰め込み過ぎて息苦しいくらい。全館でやっているイベントなら廊下とかも活用したらよいのにと感じました)。
展示以外にも子ども会や婦人会、老人クラブ、市民サークルによる踊りや歌、演奏の発表会(2日目)もあり、さまざまなスタイルの市民の文化活動が披露され、「学び育てる 文化のまち みゃーく」のテーマの通り、市民の学習への意欲や成果発表が広く行われ盛り上がりました。
尚、生涯学習フエスティバルの一環として、19日には興南高校野球部を甲子園春夏連覇に導いた、我喜屋監督(興南高校理事長)の講演会が宮古島市総合体育館で催されます(無料)。こちらもかなり楽しみなイベントになりそうです。
[第6回宮古島市生涯学習フエスティバル]
期日:2010年11月13日(土)~14日(日) <終了>
場所:宮古島市中央公民館
「我喜屋優 監督 講演会」 入場無料
日時:2010年11月19日(金) 開場18:00 開演19:00
開場:宮古島市総合体育館
演題:「小さい事から大きな事へ挑戦」
活動の成果、堂々披露/市生涯学習フェスティバル大盛況[宮古毎日]
市生涯学習フェス、活動成果を多彩に披露[宮古新報]
(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
Posted by あんちーかんちー編集室 at 09:00│Comments(0)
│あんちーな特集