あんちー かんちー　沖縄・宮古島から発信のウェブマガジン！

まず最初の体験は琉球伝統のキモノに身を包む「琉装」の体験です。宮古島生まれのふたりとも、琉装になるのは初めてということで、目の前にずらりと並ぶ色とりどりの衣装選びの時点から、かなりの興奮状態になっています。“ちひろ”いわく、「なんかテンション上がってくる～！」っと終始ニコニコ顔でした。
衣装を選んだら次は「髪あげ」。本来ならビシっと「かんぷう」を結い上げたいところですが、お手軽な体験コースなので美容師さんが、琉装にあった雰囲気のヘアスタイルに手際よく整えてくれます。
髪が仕上がったら今度は着付けです。服の上から羽織る形ですが、仕上がりを見ればその出来栄えは一目瞭然。かわいい琉装姿のパニパニガールズの出来上がりです。
初めて身にまとった琉装に、“ちひろ”も“みなみ”も王朝時代にタイムスリップした気分で、自分たちの変身ぶりにとても喜んでいました。
着付けと髪上げを合わせても、わずか10分ほどで琉装を楽しむことが出来る、琉装体験のプログラムは着付けのプロ「よしあい美容室」の確かな技術が光ります。
◆琉装体験(よしあい美容室)　12～20時(最終受付19時)　1000円～
※写真撮影される場合はカメラをご用意下さい。

続いての体験は「貝細工製作」です。こちらのブースでは、貝やビーズを使って世界にひとつしかない、アクセサリーやストラップ、フォトスタンドを手作りすることが出来ます。
パニパニのふたりは店頭にディスプレイされている、さまざまなサンプルを眺めて、早くもあれこれと悩んでいる様子。それもそのばすで、気になるアクセサリーだけでも、ネックレス、ブレスレット、ピアスとさまざまなタイプがある上に、どれもが「かわいい～！」っとふたりを悩ませていました。“みなみ”は携帯ストラップ作りに、“ちひろ”はピアス作りに、それぞれチャレンジすることになりました。
さまざまな材料が並べられた作業テーブルにつき、スタッフのおねーさんの丁寧な説明を受けて、いざ手作りアクセサリーの製作開始です。手元での細かい作業なので、ついついふたりとも無口になっています。スタッフのおねーさんに作るコツを聞いてみると、「誰にでも作れるので、難しいことはなにもありません。コツというよりはセンスだけなので楽しみながら作ってください」と笑顔で答えてくれました。
“みなみ”は青いビーズをあしらったシンプルな携帯ストラップ、“ちひろ”は白い貝とピンクのビーズを組み合わせたピアスが完成。途中でずいぶんとデザインに悩んでいたこともあって、所要時間は60分ほどかかりましたが、ふたりとも時間を忘れて楽しみながら作っていました。
自分の手で作りあげたオリジナルの一品は、島のお土産にもなるので、お気に入りになること間違いなしです。
◆貝細工製作(ぷからす企画)　12～20時(最終受付19時)
ストラップ1000円、ブレスレット1200円、ピアス1500円、ネックレス2000円、フォトスタンド2000円から。

今度はカラフルなパワーストーンを組み合わせて、「パワーストーンブレスレット」作りに挑戦します。本来なら守護石を組み入れたり、運気をあげる石を合わせたりするらしいのですが、数ある石の中からインスピレーションで選んでみましょうと提案を頂き、パニパニのふたりはブレスレットの形に合わせ、円形に好みの石を選んで並べ始めました。
すぐに“ちひろ”は石選びが終わり、ブレスレット作りに入りましたが、なぜか“みなみ”はなかなか選びきれず、長いこと悩んでいました。直感で選ぶはずだったのですが、なにか邪念でも入ってしまったのでしょうか？(笑)
選んだ石にはそれぞれ意味があり、細かな解説を聞くことが出来ますが、ここでは長くなるのでふたりが選んだ代表的な石を簡単に紹介しておきます。“ちひろ”は情熱と愛情、商談の成功、冷え性、貧血に効果があるという「ルビー」、“みなみ”はあらゆる幸せ、願望成就、邪気祓い、他の石との調和の意味を持つ「水晶」を選んでいました。さあ、ふたりにパワーストーンの効果は現われるでしょうか？
もうひとつこちらのブースでは、万華鏡作りの体験を楽しむことが出来ます。サンプルの万華鏡を覗き込むパニパニのふたりは、浮かびあがるきらびやかな紋様に「キレー！」っとしきりに感激していました。万華鏡作りの体験もなかなか楽しそうです。
◆パワーストーンブレスレット製作(ライトマザー)　12～18時(最終受付17時)
※予約制　プレスレット2500円～　万華鏡製作3000円～

最後はいよいよ「陶芸体験」です。愛嬌のあるシーサーを作る予定でしたが、シーサー作りには２時間くらいかけて、じっくりと作った方がベストということで、今回は器作りをすることに(たて続けに４つもの体験を一日でレポートするには、ちょっと時間が足りなくなってしまいました)。
まずはスタッフのおねーさんから、作り方の説明と教わります。手際よく実演をしながらの優しい説明に、“ちひろ”と“みなみ”のふたりはリラックスして聞いています。ふたりはどんな器を作るのでしょうか。
“ちひろ”はそばを食べる丼を作ると宣言して土を練り始め、“みなみ”は土をふたつに分けて、まず平皿を作りに取りかかりました。
“ちひろ”は豪快な手さばきで大きな丼を形作ってきたところで、ハート型にしようと丼の口を整形し始めます。さらには箸を置ける刻みを作り、なんかだんだん丼から離れている気がしますが、大丈夫でしょうか。
一方の“みなみ”は延べ棒で土を平らたく延ばして、あっという間に波型の浅いフチをつけた平皿をひとつ仕上げました。

土の塊から形を想像しながら作り上げる作業は、ことのほか楽しいようで、ふたりとも黙々と土と格闘しています。“みなみ”は残りの土で、茶碗とも湯呑みともつかない、小ぶりの器をもうひとつ作り、“ちひろ”もハート型の丼にサインを入れて完成させました。
ふたりが作った独創的な形の器は、このあと窯で焼いて出来上がりとなりますが、焼き上がりまでひと月ほどかかるので、パニパニ手作りの作品のお披露目はまた別の機会に。
◆陶芸体験(太陽が窯)　12～20時(最終受付18時)　月曜日定休　3000円

パニパニガールズの“ちひろ”と“みなみ”のふたりが、琉球の風オープンした体験コーナーを４種類一気に“体験”して、楽しさを伝えてくれました。さすがに一度にいろいろ体験するお客さんはそうはいないと思いますが、エアコンの効いた涼しい施設の中で、さまざまな体験を手軽に楽しめるというのは、新しい観光の目玉としてこれから注目を浴びそうです。

[VILLAGE 琉球の風]
沖縄県宮古島市上野宮国761-1　地図はこちら
お問合せ　0980-74-7410
営業時間　アイランドマーケット　9：00～22：00
　　　　　　　南風屋台村　11：00～21：30
　　　　　　　体験コーナー　12：00～20：00
　　　　　　　ライブステージ　20：15～
http://www.nanseirakuen.com/miyakoisland/restaurants/yatai.html

[パニパニガールズ　ちひろ＆みなみ]
アイランダーアーティスト下地暁のプロデュースにより2004年にデビューした、宮古島産の現役女子高校生、宮POP(宮古島POPS)ダンスボーカルユニット。
http://panipanigirls.ti-da.net/
「琉球の風」にて、ライブステージ出演中
「パニパニッと宮古島」連載中@あんちーかんちー

(文＋写真＋編集：モリヤダイスケ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作協力：VILLAGE 琉球の風　Lagoon Music Entertainment)