2010年07月06日
宮古島芒果大祭~第1回マンゴーまつり
平成の大合併によって5市町村が合併して誕生した宮古島市の市制5周年を記念して、初めて開催された島特産のフルーツ・マンゴーをテーマとしたイベント、「第1回マンゴーまつり」が開催されました。マンゴー特区でもある宮古島に、これまでありそうでなかったイベントに行ってきました。
沖縄県のマンゴーの拠点産地に認定されている宮古島市の収穫量は、県内第1位の生産量を誇っています。出荷量も宮古島産マンゴーのブランド化の定着とともに右肩あがりで推移してるようで、2010年の出荷量は420トンが見込まれているそうです。
6月中旬頃から始まったマンゴーの出荷も7月上旬はピークを迎え、まさにマンゴーが旬を迎える季節となりました。そんな宮古島の特産品をよりいっそうアピールするとともに、地産地消を促し新たな観光需要にもつなげようと、宮古島市、沖縄県宮古農林水産振興センター、宮古島観光協会、JAなどが中心となって、「第1回マンゴーまつり」が宮古島市熱帯植物園で開催されました。
会場となった緑にあふれた大野山林に隣接する宮古島市熱帯植物園には、まつりの「主賓」であるマンゴーの販売はもちろんのこと、マンゴーを使用したさまざまな加工品も販売されていました。
宮古島マンゴー出荷組合やJAたあらす市場のブースに並べられたマンゴーは、それなりにいいお値段なので飛ぶようにとまでは行きませんが、好調な売れ行きをみせていました。
加工品のブースではマンゴーを使用したジャムやケーキ類をはじめ、ドレッシング、生キャラメル、プリン、パン、ピザ、カレーといったアイデアにあふれた商品が並び注目を集めていました。
宮古総合実業高校の食品科学科の生徒たちによる、特大マンゴーケーキ作りも行われていました。直径1.2メートルの特製フライパンで焼き上げたケーキは、ちょっとアクシデント(火力の不具合)もありましたが、ほんのり甘いマンゴーの入ったクリームを乗せて無料で振舞われました(7/3)。
普段、「宮古島のマンゴー」と呼んでいるアーウィン種のほかにも、さまざまな品種のマンゴーが島で試験的に栽培されているようで、立派に実った実物を展示したコーナーがありました。これらのマンゴーももしかすると、いずれは新たな宮古島産マンゴーとして店頭に並ぶ日が来るかも知れません。こうした意欲がマンゴーアイランド宮古島を牽引しているのでしょう。近い将来、マンゴー三昧の島になりそうな予感がただよう楽しさを感じます。
また、マンゴーの品評会やマンゴーレシピコンテスト(加工品と料理)が開催されたり、マンゴーの苗木販売や栽培の相談会、マンゴーをプレゼントするジヤンケン大会など、マンゴーを中心としたイベントとして模様されました。
そして一番の賑わいをみせたのは、なんといってもマンゴーの無料試食。マンゴーアイランド宮古島の名に恥じることのない大盤振る舞いで、マンゴーの半身を豪快にどーんと試食させてくれていました(グラム数からいっても、それなりのお値段になるはずです)。ピーク時には長蛇の列が出来るほどの人気となっていましたが、少し時間帯をずらせば思ったほどではなく、合間には三枚に卸したタネ周辺部分も配布していました(タネがあって食べにくいだけで、ここも十分に果肉がついています)。
7月15日のマンゴーの日(2000年に沖縄県農水産物販売促進協議会が制定)に先立って、7月3日・4日の2日間に渡って開催された「第1回マンゴーまつり」は、イベントへの参加が組み込まれた県外からのツアーも催行されるなど、宮古島のマンゴーは思っている以上に注目度は高いようで、今後もマンゴーアイランド宮古島を大きくアピールする楽しみなイベントととなりそうです。
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(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
Posted by あんちーかんちー編集室 at 09:00│Comments(0)
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