2010年05月11日
島の癒し方~第1回ヒーリングアイランド宮古島

宮古島は「癒しの島」だとよく耳にしますが、信心深くもない半信半疑だからなのか、単純に典型的な左脳タイプだからなのか、「癒し」の効果効能こそ否定しないものの、「癒し」の代名詞のように呼ばれている宮古島に暮らしているからなのか、それが一体どういうものなのかあまり考えることはありませんでした。誤解を恐れずに書くならば、「癒し」というイメージにかなりの確率でついて来る、「ヒーリング」とか「スピリチアル」という響きに、どこかで「嫌っとされている」食わず嫌いが作用しているのではないかと。。。そんな輩が無謀にもそんなイベントをレポートしてみました。
◇ ◇ ◇ ◇
っと、先日掲載した「石庭力場」のパワースポットと同じような書き出しでスタートした今回のイベントレポートは、ゴールデンウイーク真っ只中の5月2日(日)に初めて宮古島で開催された「第1回ヒーリングアイランド宮古島」。「癒し」をテーマとしたイベントで、さまざまなジャンルの「癒し」のスペシャリストたちが一堂に会し、「癒しの島・宮古島」を島内外へと発信するというもの。

ずらりと並ぶ「癒し」のラインナップは、オーラソーマやマナセラピー、ホメオパシーといったコンサルテーション系から、アロマやハーブのオイル・香り系、マッサージやヨガの施術系、天然石や絵のパワーグッズ系、インスピレーションアート、フラ、ヒーリングソングのパフォーマンス系などに加え、健康茶やジュースなどドリンク類、サンドイッチや弁当にカレー、てんぷらまであるスローフードな食品系。さらには健康器具の体験に、天然化粧品の販売とカテゴライズするだけでも大変なくらいさまざまにありました。
舞台では華やかにフラのステージパフォーマンスが行われたり、各ブースではそれぞれの「癒し」を格安で体験することができ、来場者は思い思いに好みのヒーリングを楽しんでいました。
中でも個人的にちょっと気になったのはインスピレーションアート。カラフルな龍のイラストと文字をインスピレーションで描くもので、お客さんを前にさらさらと豊かな色彩で生み出されていゆきます。
また、マッサージ系のブースではワンコインで本格的なマッサージを受けられるとあって、どこのブースも人気でみんな気持ちよさそうに揉みまくられていました。
少し話が逸れますが「癒しの島」というものは、せわしい日常から離れてひと時の休息を求めて訪れた、南の島をの美しい海を見て、自然ともれる「癒されるねぇ・・・」というひと言だと思っていました。つまり、非日常の世界でくつろぎのオフタイムに安らぎを見出した瞬間の反応。
このイベントに並ぶたくさんの「癒し」は思い描いていたそれとは別のもの。いや、それ以上に「癒し」という単語から、湧き出すイメージというものは、形のあるなしにかかわらず、これだけの多種多様な発想があることがとても面白く感じました。
そもそも「癒し」という言葉は、本来、宗教的な奇跡的治癒を行う動作の意味として、日本語訳された聖書の中で使用されていた言葉で、あまり一般的ではないものだったそうです。1980年代頃から始まった癒しブーム以降、言葉として「癒し」は一般化し、簡単に云えば心的疲労-ストレス-を軽減させる行為として広く使われるようになりました。
つまるところ、自分を取り戻すためのアイテムだったり、自分のあるべき処へ返る手段といったものなのだから、おのおのがそれによって心地よくなることができれば、その人にとっての「癒し」が成立するわけで、そこに形があろうがなかろうが、「癒し」となる対象はこの世のすべてなのではないかということが、この「ヒーリングアイランド宮古島」というイベントから見えたように思えました。

音に癒され、色に癒され、香りに癒され、食に癒され、語ることから癒され、聞くことに癒され、演じることで癒され、風に癒され、海に癒され、島に癒され・・・心底、気持ちよくなって楽しむことができたのなら、それこそが「癒しの島」から出された処方箋なのでしょう。
折りしもこのイベント開催日は5月2日。「気持ちE~♪」と文字通り気持ちよく歌っていた、忌野清志郎の命日だったことは単なる偶然ではなかったかもしれません。
◆第1回 ヒーリングアイランド宮古島(開催終了)
日時 2010年5月2日(日)10:00~17:00
場所 下地農村環境改善センター
http://healingisland.ti-da.net/
※第2回を11月に開催予定
(文+写真+編集:モリヤダイスケ)

中でも個人的にちょっと気になったのはインスピレーションアート。カラフルな龍のイラストと文字をインスピレーションで描くもので、お客さんを前にさらさらと豊かな色彩で生み出されていゆきます。
また、マッサージ系のブースではワンコインで本格的なマッサージを受けられるとあって、どこのブースも人気でみんな気持ちよさそうに揉みまくられていました。

このイベントに並ぶたくさんの「癒し」は思い描いていたそれとは別のもの。いや、それ以上に「癒し」という単語から、湧き出すイメージというものは、形のあるなしにかかわらず、これだけの多種多様な発想があることがとても面白く感じました。

つまるところ、自分を取り戻すためのアイテムだったり、自分のあるべき処へ返る手段といったものなのだから、おのおのがそれによって心地よくなることができれば、その人にとっての「癒し」が成立するわけで、そこに形があろうがなかろうが、「癒し」となる対象はこの世のすべてなのではないかということが、この「ヒーリングアイランド宮古島」というイベントから見えたように思えました。

音に癒され、色に癒され、香りに癒され、食に癒され、語ることから癒され、聞くことに癒され、演じることで癒され、風に癒され、海に癒され、島に癒され・・・心底、気持ちよくなって楽しむことができたのなら、それこそが「癒しの島」から出された処方箋なのでしょう。
折りしもこのイベント開催日は5月2日。「気持ちE~♪」と文字通り気持ちよく歌っていた、忌野清志郎の命日だったことは単なる偶然ではなかったかもしれません。
◆第1回 ヒーリングアイランド宮古島(開催終了)
日時 2010年5月2日(日)10:00~17:00
場所 下地農村環境改善センター
http://healingisland.ti-da.net/
※第2回を11月に開催予定
(文+写真+編集:モリヤダイスケ)
Posted by あんちーかんちー編集室 at 09:00│Comments(0)
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